地底たる謎の研究室

3000km深から愛をこめて

とりあえず の検索結果:

欲しくて

…めた。夏目:「まっ、とりあえず、これ食べようか」 僕たちはほの暗い明かりの中、海辺のあばら家でコンビニの弁当を広げ、それを食べた。 ただ僕は夏目から交代したカメラを手にその間もやっぱり沙耶を撮ることを密かに続けた。僕は沙耶を、そして二人が食事しているところを撮り続けた。 それが僕自身が課した撮影ルールだったからだ。 でも、僕は食事する沙耶を見ながら、その濡れそぼった姿態に興奮していた。胸が露わになるどころか、ショートデニムから覗く太もも、そしてその奥にある布が、濡れている状態…

バレちゃうとやっぱまずい。

…リゲスで執筆したからとりあえず田宮と名乗っています。それでも僕の平十郎は本名です。こればかりは変えられようがない。本名で記述すると、実に書きやすい。リアルだもん。これでもって「田宮平十郎の歴史」が語ることができるってもんだ。 姓が偽名ならあまりバレないだろう。たぶん。妻と付き合っていた時代のセフレの事もバレちゃうとやっぱまずい。 当時、セフレだった彼女は今、どうなっているのだろうか。換算すれば、今彼女は42歳か。From ここから。© 2015 This is 地底たる謎の研…

プラひもへの執着

…で簡単な説明を受け、とりあえず僕はベッドの上に横になった。その後もずっとぼーっとしていた。なんとか療法なるものを受けるように伝えられるも、とにかく終始ぼーっとしていた。その方が楽だった。もう何も考えなくていいんだ。もうなにも…。もうなにも…。もうなにも…。日々過ごすうちに時折、同じ時間帯で看護師さんが部屋に入ってきて、検温や薬を勧めた。その時に少しづつだが、いろいろな話ができるようになった。僕の妻も看護師だということを伝えると、その看護師さんも僕に対して親近感がわくようになっ…

あなたのつながりを見つける

…みさだめられないが、とりあえず前進することにした。コントロールレバーをゆっくりと前に倒すと、浮上した時よりも幾分小さな音でカタカタし、前進した。その動き自体は悪くはなかった。ただし、フロントへ―ビーのためにやはりシートの乗り心地がいまいちだった。その時、コロコロと足元に何か転がるものが見えた。一端、コントロールレバーを中立に戻し、車体をストップさせ、足元を見た。足元から拾い上げ近くにあったそれをよく観察すると、StarTech.com USB - PS/2変換アダプタのようで…

モーターがゆるりと始動した。

…アが閉じられます」 とりあえず僕は何のことか分からなくとも、メモった。416.6 psも何の意味か分からなかった。P.S. I love youということなのだろうか。「ああ あいしてるぜ きみ(エヴァンジェリン)を」 僕はさっそく電流スピナーを探した。でも、手持ちの金がなく、とても新品には手が届かなかった。販売店は何台かあるものの、以前にりどると乗った電流スピナーが最新式だったとしたら、ここにあるのは、それよりも2世代、いや3世代ぐらい前の中古だろうか。若干、ボディも錆びつ…

缶詰

…かもわからなかった。とりあえずネコに食事させることが必要だろう、そう思い、缶詰「いなば キャットフード わがまま猫 ささみ入り かつお・まぐろ」を買った。 彼あるいは彼女はそれを夢中で食べた。 2人での同棲生活(正確には一人と一匹であるが)が始まった。ふさぎ込んでいた僕も、少しずつリトルにほぐされ、ささみ入りだったためか、切り身もうまい具合に詰まっていてほぐされた。体にも柔軟性が戻り、いなばうわーだった。いなばうわーだから、リトルはメスだと思う。 誰もいない大きな別荘ではなく…

既読…、

…居るのだろうか?) とりあえずバスの3番乗り場に向かい、伊香保温泉行のバスを待った。バスを待っている間、シズコへのLINEを確認した。 既読になっていた。既読…、(たぶんシズコはここに居る)、そう確証した。 バスに乗ると、キーボードと同じようにカタカタと音を発しながらバスが進んでいく。次第に木々の色濃い緑に覆われるようになり、遠くには虹も見えていた。そして、開けたところに、温泉街が現れた。「終点の伊香保温泉、伊香保温泉でございます…、お忘れ物、落し物がございませんよう…」終着…

ぼきゅがやったんだ

…と即答された。次に、とりあえず妻の親しい友人にも電話してみた。「いや、ここにはいないけれども。シズコに何かあったの?」と返事。「いや、何もないです。すみません」と電話を切った。シズコがいない。どこかのお店に行ったのだろうか…。でも、思いつくところはなかった。少なくとも、僕に内緒で勝手にどこかにいく妻ではなかった。(あなたが悪いのよ) 頭の中の妻がささやいた。(あなたが悪いのよ) ギィーっと音がした。家の奥のドアが自然に、いや不自然に開いた。その奥には何かが潜んでいた。小さな黄…

ニワトリ並みの鳥肌

…何も言わなかった。 とりあえず僕は週末の仕事のことを妻に話した。「来週の週末、会社のGo To 温泉地のキャンペーンで、伊香保温泉まで行くことになった。一泊したら帰ってくる予定だけれども」「…誰と」「上司のほっほら、サメジマさん。以前、結婚する前にシズコに紹介したあの人」「…ほんと? ほんとにサメジマさん?」「う、うん、そう。仕方ないよ。仕事だからね」「随分と忙しいのね…」「そうなんだ…」 またも妻はそれ以上何も言わなかった。食事の後片付けもしないまま、ずっと一点を見つめてい…

一向に動かない牛

…知らなかった僕は、「とりあえずこれでどうでしょうか」と店員さんに勧められたバラだった。「ありがとう…。うれしいな。タケヒサさんは、赤いバラの花ことば、知ってる?」「知らない」「熱烈な恋っていうんだよ」「熱烈…」「うん、そう」 その時のクミちゃんの微笑みは明らかに社のフロアにいる時とは違って、僕だけのための微笑みをした。その微笑みに僕は(そうだ、僕はクミちゃんに助けられた以上に、お互いに恋している)という確信を得た。 その時、ようやく僕も実感した。頭の中の妻が言った通りかもしれ…

くっくどぅーどるどぅ

…りにも痛みを感じた。とりあえず、こじ開けれるだけ開けた瞼の先には、妻の顔があった。彼女は、じっとこちらをのぞき込んでいた。その目はさっきの奈落の井戸の中を覗くようなそんな感じであった。「大丈夫?」「ぎょめん、ふぃらみすたべたの、ぼきゅななんだ。えーひれみょ…」 どうもうまくしゃべれない。しゃべるたびに口の中がじくじくして、痛みが増してくる。「いいのよ。そんなことは、また買えばいいだけじゃないの。それより、わたしの方こそごめんね」 窓の外にはハトが飛んでいた。そのハトが窓のへり…

それとも…

…何だったんだろか…。とりあえずそのアルミ皿を持ち上げ、匂いを嗅いでみた。カレーライスに間違いない。お腹も随分と空いていた。カレーライスに間違いない…。そう思ってスプーンで一口食べた。(やっぱりカレーライスだ。しかも相当に旨い。”特上の”というのも、あながち外れではない)Moon人:「どーや、うまいやろ」僕:「はい。とてもおいひぃです…」 Moon人はにやりと笑いながら、僕の食べている姿をしばらく見ていた。その後、Moon人はあっちにいったりこっちにいったりして、格子の前を行っ…

子種の人物

…に…こまりました) とりあえずヴェルヌーブ氏は、スペースZ社バージョン5の全職員の遺伝レベルでの放射線への耐性度について検査した。やや適合する低程度の職員は研究員X氏を除いてすべてが×であった。 ヴェルヌーブ氏:「低程度での研究員一人のみか…」 次に、仕方なく「Dsup」(*)の実験体である何人かの被検者に対して、放射線への耐性度を調べた。おおむねの人員は×であった。が、ある一人が放射線に対して抜群に耐えうる能力、特異的な能力を備えている人物を発見することができた。 それが、…

わお~ん。こうにゅうすると、HDで¥2,750

…かわからなかったが、とりあえずらじゃーとこたえた。それに、ぶ、をつけると、たいへんなことになるから、いつもどおり、らじゃーとした。 そのとき、くちからえきたいがでていたことに、きづいた。よだれ、っとおもえたが、ぬぐうと、どすあかかった(ず)。わお~ん、と、ほうこうもきこえた。おっちゃんせいからのしねんかもしれない。あるいは、いおんでのしはらいかもしれない。いずれにせよ、わお~ん、ときこえたのだ。 つぎいくでー。おっちゃんは、つぎのれぶーいくでー。れぶーや。らんでぶーや。そうし…

K-202、ばくはへのすとーりー

…ゃうか、とおもえた。とりあえず、がすぼんべを、とりつけてみる。うまくつかない。ぷしゅー、ぷしゅーーーっと、がすもれする。やばっ、これやばっ、そうちて、なんとかとりつけた。なんか、それでもがーすぅがもれているような、もれていないような。におう…。これやばっ。で、ちゃっか…。へたすると、うちゅうのはてまでとんでいく。おっちゃんせいからはなれること、なんまんこうねん。ですすたーへのみち。でも、いをけっして、ちゃっかした。 やばかった。しぬかとおもった。ばくはしそうだった。ぼわーーー…

ひだりむくひと

…いすした。というか、とりあえずしらないものをきいてみた。 これもちがう、あれもちがう。いやー、これどうかな。 やっぱ、やーめた。むねのおくのすべてがひらいたからだ。そして、ふかくふかく、あなたをみつめていたとしても、わかりあえるふたつのこころは、もっともっとあなたをしりたい、というよくぼーが、かぎりなくあふれてしまうからだ。それが、しょー・みーのせかい。 そして、だから、たとえ、それがs o r a (@shimizu_sora)2)さんだというめいがあっても、としても、そこ…

ぼくちゃん、5さいなのでーっす

…り、わからなかった。とりあえず、どこかのほしにちゃくりくして、あへ~、しなければいけない。そうだ、あへ~するのだ。 とりあえずもにたーをちぇっくした。なかなかよさそうなほしがみつからなかった。あきらかにせず、なぞのままべーるにつつまれるのもいいかもしれない。あるいは、ますくとちがって、べつのぶぶんをおおいかくせば、そのなぞはますますますばかりだろう(ず)。ますますます。まるで3びきのさかなのように、ぴちぴちとおよぎはじめる。さーもんではない。そこは、まちがえないでくれ。(あた…

反撃

…つつ、とどまりつつ、とりあえずとっつけで文体を勉強しとるんや。そう、わいは、てーしたことねー。そりゃーへたくそや。三文やからな。でもな、その三文レベルの価値を、ここで見出そうとしてるんや。それ、わかってーな、読者さま…)(読者さま:来たなー。ついに、来たなー。作者からの反撃が。よっしゃ…、こっちもようしゃせーせんからな。三文やろーが。三文以上は、はらえねー)(のぞむところや。こっちも…。By 作者)(よっしゃ。ようしゃせいへんでー。By 読者さま) そんないきさつがあったのか…

えっ?

…抑えてくれていた。(とりあえず荷物でも片付けるか…) 大山でBlack DiamondなテントFirstlightをおじゃんにしてしまったのは残念だったが、あの崖からテントごと、もし自分が落ちていたかと思うと、これぐらいのケガで済まなかっただろう。 アサリとコンブチャンは、片付けている僕のそばで、スマホでヨウツベを見ていた。どうも日本語じゃないチャンネルも見ているようだった。アサリがとても理解できているとは思えなかった。でも、二人の様子を眺めてみると、どうやらコンブチャンがそ…

恋習の成果で歌を奏でる

…てってあげるから…。とりあえずすぐに病院で診てもらいなさい」と言われ、しぶしぶ車に乗り、近くの整形外科医院までつれてかれた。すぐさまレントゲンを撮り、診察してもらうと、どうやらやっぱり骨には異常はないようだが、靭帯が少しだけ伸びて、内出血しているとのことであった。しばらく無理せずに、激しい運動はやめなさい、とのことで、帰り際に薬とサポーターをもらった。アサリ:「母さん、どうだった?」母:「しばらく無理しなければ大丈夫みたい。ちょっとほっとしたわ」アサリ:「かなり腫れてたけど、…

ごめん。見つけられないや…

…つけられないや…) とりあえず下山して、足を治してから再び探したほうがよいかもしれない。それならば、時間はかからず、次はきっと探し出せる。途中、崖から踏み外しそうになったものの、何とかこらえ、その崖を後にした。 ふもとにたどり着くと、昨晩に予想したとおり(この物語)、夕方近くになっていた。足の痛みをこらえながら、ZX-10Rに乗り込んだ。そして、エンジンをかけ、岐路についた。「ただいま…」アサリ(妹):「兄ちゃん、遅かったじゃない、遭難したのかと思って、もうちょっとで警察に連…

愛というベールを纏ったその存在

…った。図 琉花1)(とりあえず下山しよう。そして、あの貝殻の化石を拾ったテントのところまで降りてみよう) でも、ここにきて、昨日の右足の激痛がぶり返したようだった。容易に降りることが出来そうにない。そのうち、その右足をかばったせいなのか、左足にも痛みが生じた。このままでは、とても今日中には降りることは無理かもしれない。 ちょうど8合目まで降りてきた当たりで、ビバークできそうなよい場所を見つけた。足の痛みをこらえながら、なんとかそこに雪洞を掘った。掘った後、すぐにマットを敷き、…

頭の中でBELOVED

…の物語の続きです。 とりあえず組合に向かった。伯父、いや組合長に軽トラをまず返さないといけない。その後は、今日は特に仕事はないから、相棒のZX-10Rの整備でもしようか。そして、5時前になれば、琉花のアパート(この物語)まで一直線だ。 軽トラで直進した道を進み、やがて交差点に差し掛かった。普段は迷うことない道に、一瞬、迷った。バイクと軽トラでは風景が異なる。迷うことがないはずの道で、僕は立ち止まった。さっきテルした影響もあるのだろうか。いつの間にか、空も再びグレイへと変化して…

キリマンジャロは、コーヒー豆の香り

…。しゃべりすぎた…。とりあえずセブンサミッツについて、雑誌で見た時に覚えたものを琉花に伝えた。「一つは、デナリ、以前はマッキンリーと呼ばれた北米の山。そして…、エベレスト。あのエベレストね。そして…、キリマンジャロ…」琉花:「キリマンジャロ、知っている。コーヒー豆もあるよね(図)」図 コーヒー豆2)「仕事一段落したら、いい香りのするコーヒーでも飲みに行く?」琉花:「うん、行く行く」1) https://higonosuke.hatenablog.com/entry/20171…

「功を奏する」か「効を奏する」か。とりあえず「効を奏して」とする喜び

…か「効を奏する」か。とりあえず「効を奏して」とする喜び報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 いつもよりも早かったが、さっそく漁に出かけた。ここ東郷湖は、汽水湖(淡水と海水が混ざる塩分の低い水をたたえる湖2))で、湖底からは温泉が湧き出ている1)。その湖底から湧き出る温泉によって水温が高く、しじみの餌となるプランクトンが豊富だった1)。だから、東郷湖のしじみは通常の3倍の大きさに成長する1)。黒いダイヤ。まさに、そんな感じ。以前、琉花からその黒いダイヤの英語を教えて…

うわっ、くさっ。

…感じていた。だから、とりあえず今日は、とりあえずここから離れた方がいい。帰り際に見た晴美さんの乱れた髪の姿(図)も気になっていた。僕は相当、晴美さんに寄りかかっていたのかもしれない。琉花が何か言いたげで、少し機嫌がわるそうだった(この物語)のも、頷けた。図 晴美さん1)「アサリ(僕の妹)。ただいまー」「うわっ、くさっ。兄ちゃん、だいぶ飲んできたの。わたし高校の受験控えてるんだから、もうちょっと気を使ってよね」「ごめんごめん」1) https://www.pinterest.j…

ZX-10Rの系譜

…「はい、そうです」 とりあえず二人で飲み物を頼んだ。もちろん20歳以上のあれを頼んだ。 母がスナックに勤めているために、その手の女性に対しては、僕は普段通りにしゃべることができる。そこは、慣れている。でも、普通の、しかも、地域の調査をしているようなアカデミックというのだろうか、その手の女性には今まで縁がなかった分、妙に緊張していた。 僕は中学、高校と荒れていたために、今でもろくに学がない。漁の、特にBlack Diamondのこととバイクのことぐらいだろう、知識として自慢でき…

磯野かおりという名で登録

…向かうことにした。「とりあえず病院で診てもらおうか。どこに住んでいたか、名前は、など、記憶もまったくないようだし、やっぱり診てもらうのが一番だと思う」「わたしもついていっていいかな?」妹のアサリがそう言った。「コンブチャン。妹もいっしょでいいかな?」「うん」 母の車を借りて、3人は病院へと向かった。ただし、初診ゆえに診察券を発行することが必要だった。そこで、受付には状況を説明して、コンブチャンじゃまずいので、磯野かおりという名で登録してもらった。「磯野かおりさん(*)、どーぞ…

しま模様のシャツ

…今から行く?」「今、とりあえず、服が着たいの」 そうだった。波打ち際で倒れた時のままの彼女は水着しか身につけていない(この物語)。季節的には暖かいとはゆえ、今は、少しでも彼女の身体を温めることが必要かもしれなかった。幸いにして、僕の家は海岸のすぐそばにある。彼女の背格好も妹に近い。妹に事情を話せば、服をとりあえず貸してもらえるかもしれない。「じゃぁ、僕の家はすぐそこだけど、今、歩ける?」「うん」 二人で歩いて家に向かった。家に着くと、玄関先に妹がいた。「あっ、兄ちゃん。もしか…

とりあえず

題名:とりあえず報告者:ダレナン 本物語は、この物語の続きです。 ざるそばの極意は、ざるにして、つゆにある。本わさびは、薬味(この物語)。だからこそ、つゆにこだわりたい。それは、あなたへ、つーゆー、To Youだから。海岸の波打ち際から起き上がったTo Youな彼女(図)は、やや不機嫌な様子でこう言った。「アタシノコトヲ、ダシニシナイデヨ。アキラカニ、マエトチガウンジャナイノ。アタシノハイケイ、カベ。シロカベ。アタシノウシロわ…」 そう言われても、そうかもしれない。でも、ここ…